2021年5月31日に、女子テニスの大坂なおみ選手が全仏オープンのシングルスに棄権表明し、さらに会見を拒否するという事件が起こりました。
この行動に対して、全仏オープン運営は罰金165万円を要求して物議を醸しています。
今回の行動背景には大坂なおみ選手のうつ病が関係しているとのことですが、何があったのでしょうか?
大坂なおみが全仏オープンを棄権
大坂なおみが全仏オープンを棄権したことが明らかになったのは彼女のインスタグラムからでした。
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和訳すると以下のような文章だったようです。
「大会・他の選手・私の健康状態、どれをとっても私が出場辞退をすることがパリで行われている全仏オープンに集中するためのベストな手段だったと思う。」
この発言を受けて、全仏オープン運営は罰金165万を要求した上で、四大大会集中上呈しにつながる重大な違反行為と表明しました。
なぜ、このような事態に発展してしまったのか。
調べてみると2018年にあった大坂選手の記者会見に原因があったようです。
大坂なおみが会見拒否の理由はうつ病
大坂なおみが記者会見を拒否した理由は2018年の全米オープン以降からなったうつ病が原因だったようです。
大坂選手はこの大会で、日本女子として1996年以来22年ぶりのグランドスラムで優勝を果たしています。
しかし、この功績とは裏腹に現地では大ブーイングが起こる大荒れの事態となりました。
というのも、対戦相手のセレナ・ウィリアムズさんはアメリカ出身の地元選手であり、現地ファンとしては当時無名であった大坂選手に負けたことが納得行かなかったのです。

優勝セレモニーの開催が告げられると、会場からは地鳴りのようなブーイングとも歓声とも取れる声が響き、これには大坂も思わずサンバイザーを目深に被って耐える場面がありました。
このとき、大坂選手は深い心の傷を追ってしまったのだと思います。
2019年の記者会見で途中退出
2019年のウィンブルドンで大坂なおみ選手は予選負けをしてしまうのですが、その時の会見で事件が起こりました。
「ごく短期間で大スターになったことにうまく適応できているのか?」
この厳しいコメントに対し大坂選手は「泣き出しそう」とコメントして静かに会見室を去ったといいます。
このときから大坂選手へのマスコミ嫌いが生じていたのかもしれません。
世間ではわがままという声も
一方で、今回のうつ病での記者会見拒否については大坂選手のわがままであるという厳しい意見も寄せられました。
TOKYOFM、ブルーオーシャン。
6月は局をあげてシティポップを特集するとか
シティポップは若いくせに人生を歌うことがないから聞けるすみきちは大坂なおみの件に言及し「社会は変化してるからうんぬん」。
LGBT的な社会になりつつあるのは納得。しかし…もう大坂なおみのわがままぶりは無視する— lowwaystar (@lowwaystar) June 1, 2021
やっぱり、大坂なおみはプロに向いてないよ。一刻も早く引退した方が良い。
自身の不調を隠して暴れた挙句、注意されると実は鬱に苦しんでましたとか、意味不明過ぎる。鬱に苦しんでるって公表したから、好き勝手にやって良いわけではないけど。— とあるグリオ (@iam4949) June 1, 2021
大坂なおみ、鬱という理由で会見拒否は成り立たないよ。
最初から試合棄権すれば良かったじゃないか。
会見も含めてルールや決まりなんだから、結局ルール違反してんのと変わらん。
どんなにスゴイ選手でも怪我や病気で棄権せざるを得ない事もあるんだ。自分だけ特別扱いしろはやっぱりわがままだろ。— NON NAME-翠- (@gJuqnxlD4Kabg4K) June 1, 2021
選手として頑張らなければいけないというプレッシャーと本当にやっていきたい自分の気持ちと板挟みになってしまった大坂選手。
まずは体調を良くして、元気な姿に戻って欲しいですね。