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脳みそ夫のスッキリのギャグは何が問題?彼は悪くないの声も上がる事態に!

芸人の脳みそ夫さんが、ニュース番組のスッキリで披露したギャグが不適切発言に当たるのではないか?ということで話題となっています。

しかし、内容を調べてみるとぱっと見はただのおやじギャグだったようなのでどこが問題だったのか、よくわからない事態になっています。

それどころか、SNSでは脳みそ夫は悪くない!という人も出ています。

今回は脳みそ夫さんのギャグの問題点について考えていきます。

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脳みそ夫は何を言った?スッキリ放送中に問題発言

脳みそ夫さんは何を言って問題となったのでしょうか?

問題となるシーンがYouTubeにアップロードされていました。

今回の問題は、脳みそ夫さんが動画配信サービス「Hulu」でドキュメンタリー「Future in MINE―アイヌ、私の声―」の番線中に以下の謎かけを披露した際に起こりました。

この作品とかけまして、動物を見つけた時ととく。

その心は?

あ、犬!(アイヌ)わんわんわんわん!

ぱっと見だとただのおやじギャグであるこの謎かけ、実は差別用語であることが分かり、問題となっています。

脳みそ夫のギャグの何が問題だった?

今回のギャグは何が悪かったのでしょうか?

それは、アイヌの人たちが犬という言葉によって差別されてきた歴史があるためです。

北海道大学の研究によると、和人による「アイヌ、アイヌ」といったはやし立てが典型的ないじめの言葉として使われてきたようです。

これがエスカレートしていくうちに「あ、イヌがきた!」「あ、犬が来たのかと思ったらアイヌ(が)来た」などとなっていったようです。

今回のおやじギャグと全く同じ使われ方だったようです。

アイヌの人たちは、和人に比べて毛深いことからも、犬の揶揄はかなり根深い差別用語だったようですね。

これを受けて、SNSでは脳みそ夫さんに対するバッシングが起こっていました。

今回の発言を受けて、脳みそ夫さんと所属事務所タイタンからは謝罪が行われています。



政治を巻き込んだ事態に発展?

今回のギャグは芸能界を飛び越えて政治的な問題にも発展しました。

それは、官房長が今回の件について記者会見を行ったことで明らかとなりました。

加藤勝信官房長官は15日の記者会見で、日本テレビの情報番組「スッキリ」でアイヌ民族を傷つける不適切な表現があったことについて「アイヌの人々を傷つける極めて不適切なものであり、誠に遺憾だ」と述べ、担当部署を通じて日本テレビに抗議したと明らかにした。

引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/17986f5da8474eaf7d5f54de79ba7c723e83f451

ここまで大きな問題になるとは、脳みそ夫さんも思っていなかったと思います。

過去にも差別用語を誤用して活動自粛になった例がありますが、この時は活動自粛以上の罰はありませんでした。

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知らなかったとはいえ、無自覚に人を傷つけてしまったことは事実なので、今後の活躍に期待したいところです。

しかし、今回の内容は脳みそ夫さんだけに落ち度があったわけではないという意見もかなり見かけました。



脳みそ夫は悪くない!番組スタッフにも落ち度がある?

今回の差別発言ですが、脳みそ夫さんだけに責任を求めるのはかわいそうではないか?とも思います。

脳みそ夫さんはVTRでの出演だったため、編集の段階で今回の問題点に気が付ける可能性があったためです。

一人の人が無知だったとしても、動画を確認するスタッフたちがいれば、なんとかなりそうな気もしますからね。

SNSでもそのような意見がかなり寄せられています。

実際、今回の件についてスッキリの放送局である日テレの社長が謝罪を行いました。

その結果、脳みそ夫さんのコーナーの担当の社員プロデューサーが同局の考査部門に相談するか迷ったが失念し、放送に至ったことがわかりました。

こうなってくると、脳みそ夫さんだけに責任を押し付けることはあまり良いことではありませんね。

今後の活躍によって、汚名返上できるよう頑張ってもらいたいです。