丸川珠代さんが五輪相に選ばれて注目が集まっています。
丸川さんといえば、アナウンサー時代から歯に衣着せぬ物言いで評判でしたが、国会議員になってからもその性格は健在。
その性格から、国会中にヤジを飛ばしていたことが問題になっていました。
しかし、あとになって振り返ってみると、彼女のヤジは正しかったのではないか?という見方も出ています。
今回はそんな丸川さんの過去の発言についてまとめていきます。
丸川珠代は口が悪い?「愚か者」ヤジで評判落とす
丸川珠代さんは美人元アナウンサーで、2007年の参議院選で初当選し、女性大臣として入閣も果たしました。
しかし、有権者からは「嫌い!」との声が多く聞かれます。
これは、丸川さんのヤジが酷いことが原因のようです。
丸川さんはアナウンサー時代もビートたけしさんの横で辛辣なコメントをするキャラで受けていた過去があります。
芸能人のときには受けていたキャラであっても政治家というかたい職業では受け入れられなかったのかもしれません。
ただ、キャラクターというだけでは収まりきらないほど暴言はひどかったようです。
有名なヤジを2つほど取り上げて紹介します。
1.鳩山由紀夫ルーピー事件
2010年、丸川さんは参院本会で当時の鳩山首相に「ルーピー」とヤジを飛ばし場内が騒然となったことがありました。
当時の動画が残ってましたね。
ルーピーというのは英語で“愚か者”という意味なんだそうです。
ちなみに、このルーピー発言は丸川さんが発端ではないようです。
2010年4月14日付ワシントン・ポスト紙のコラム記事に以下のように書かれたことが原因です。
By far the biggest loser of the extravaganza was the hapless and (in the opinion of some Obama administration officials) increasingly loopy Japanese Prime Minister Yukio Hatoyama.訳:この派手な催しの最大の敗者は、不運で(何人かのオバマ政府高官たちの意見において)ますます頭がいかれた日本の首相鳩山由紀夫だった。引用: https://dic.pixiv.net/a/%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%94%E3%83%BC
という発言が元ネタだったようです。
英字新聞で煽るという高学歴な立ち回りにびっくりですが、国民としては厳粛な場での発言に疑問を思った人も多いと思います。
2.子ども手当政策に関する「愚か者」発言
子ども手当法案が可決されたときにも丸川さんはヤジを飛ばしています。
丸川五輪大臣が野党議員だった2010年当時、子供手当法案の強行採決の際に「愚か者めが!」と叫んだことは知ってましたが「このくだらん選択をしたバカ者どもを絶対忘れん!」と叫んでいたのは知りませんでした。動画で確認したらすごい言いぶりで驚きました。こういう人が五輪大臣でいいの? pic.twitter.com/3ErDEgd2O0
— HOM55 (@HON5437) February 26, 2021
「欠陥法案をそのまま実施するのか」「愚か者めが!」
と絶叫。
丸川珠代さん的には納得いかない強行採決だったのでしょう。
先程のルーピーとは違い、かなり直接的なバッシングだったので記憶に残っている人も多いようです。
2010年の子供手当法案採決の際に
「愚か者めが!このくだらん選択をしたバカ者共を絶対に忘れん!」
と絶叫してた丸川珠代さん…
多分法案に賛成したどの議員さんより多くの人達の記憶に残ってますよ〜。
子供手当に反対だった丸川大臣が子供達に夢たっぷりの五輪を仕切るのね。ふ〜ん。
— 立川雲水 (@tatekawaunsui) February 26, 2021
ただ丸川氏は、大臣だ。「愚か者めが」という言葉が象徴するものとオリパラの理想は、真逆にあるのではないのか?
その上、男女共同参画担当大臣にまで任命されているのは、どういう理由なのかわからない。
………— 遠子先輩 (@murrhauser) February 26, 2021
丸川珠代が昔言った『この愚か者めが』ってTシャツが売れたらしいが、カスやはじめとした自民党に忖度し、オリンピック中止を決定できない、正しい判断を下せないこの人に『この愚か者めが』!!と怒鳴りたい。
今でしょ、この言葉使うべき時期は
— IRIS (@kmnt1834) February 22, 2021
丸川珠代さん。2010年3月25日、参議院厚生労働委員会で子ども手当の支給に関する法律案が強行採決されたとき、厚生労働委員長に対し「この愚か者めが!」「このくだらん選択をしたバカ者どもを絶対忘れん!」と委員会室で絶叫したということで・・・そういう考えの自民党らしい嫌な人なんですね。
— bokudesu (@organsee) February 21, 2021
丸川珠代の判断は正しいとの見方も!
一方で、丸川さんは口が悪いけれども正当な判断のもとに発言したのではないか?という見立ても出ています。
丸川さんが声を荒げてまで反対した理由は以下の通りだったようです。
「海外に子供がいる在日外国人の場合でも受給できる問題がある。長妻大臣は法案作成の途中で『欠陥に気づいていた』と言いました。にもかかわらず何の修正もしなかった。100%参院選のためなんです」
、海外でたくさんの養子縁組をした親が日本にいる場合にも子ども手当は支給される。つまり、外国人マフィアが不正にもうけられるのだ。すでに“子ども手当ブローカー”が動いているという。
実際、子ども手当は別の部分で破綻しました。
選挙時に「無駄を省けば16兆8000億円が出てくる」と主張していたものの、その財源が無かったことが分かり、当時の民主党政権の低迷のきっかけとなりました。
このような結果を踏まえると丸川さんの判断は正しかったとも言えます。
一方で、ヤジのような強い言葉を使ってしまうと、その部分だけを切り取られてしまう可能性が高いです。
ましてや、暴言は内容に問わず悪い印象を与えかねないので難しい局面でした。
丸川さんには今後の活躍で挽回してもらいたいです。