理科は多くの受験生が2つ選ぶ必要が出てくると思います。
ここの選択を間違えると、受験勉強はだいぶハードになってしまいます。
受験は一生に一度の大勝負なので、できればうまくいきやすい選択をしたいですよね。
そこで、今回は
受験科目としてどのように物理・化学・生物を選んでいく3つのポイント
ということについて話していこうと思います。
まずは受験校を確認
何はなくとも、第一志望の大学で利用することを考えてください。
そもそもなぜ、受験勉強をするのでしょうか?
自分の行きたい大学に入学するためですよね。
ということは、そもそも受験科目として対応できていなかったら受験する意味すらなくなります。
たとえば、東工大などは基本的に物理・化学の選択以外認められていません。
例外として第7類だけは生物受験もOKですが、本当に例外です。
こんな感じで、大学ごとに特色があるのでここは意識すべきでしょう。
個人的な経験だと、国公立は比較的受験科目の縛りは少ないです。
私立大学だと多少そのような傾向があるので、まずは受験校になりそうなものを確認しましょう。
科目の相性で選ぶ
次に科目の相性で選ぶ方法です。これは、問題の量に関係しています。
一般に、理科科目は短い時間で大量の問題を処理することが想定されています。
これは、メインである高3生の生活を想像すれば分かります。
高3生は基本的に、配点の高い英語と数学を優先させます。その結果理科は適当になります。
ということは、主要教科に比べてできない人が多いのです。
できない人が多い場合は、広く浅く問題を出題します。
応用問題の場合だとだれも解けない可能性が上がりますが、基本問題の羅列はある程度の処理速度で何とかなります。
受験は難しい問題を出すところではなく、選別をするところです。
理科では広く浅く問うことが理にかなっているわけです。
となると、考えるべきポイントは
大量の問題をよどみなく解答できる力です。
これを踏まえたうえで科目相性を個別で見ていきます。
物理
少ない労力で最大のリターンをとりに行くタイプです。
高校物理ではある程度の法則のどのように応用するかが問われます。
そのため、数学に強い人にはお勧めです。
解答用紙は基本的に解答のみ記述なので、説明が冗長になる人は欠点をカバーできます。
一方で、何か書けば点数になるといったこととがないのでひらめかなければ全く点数は伸びてきません。
そのため、嫌いな人はとらなほうが良いです。
得点分布が二極化することも大きな特徴です。
得意になれるかどうかの判定としては、力学を学習しておくと良いです。
力学、電磁気学、その他
の構成が多いので、だいたい力学と残りの総和で6割を目指しに行くスタンスになります。
そうなると、この科目での得意不得意で合否が大きく左右されます。
化学
物理と生物を足して二で割った科目です。
比較的暗記と計算の割合が一定なので、多くの受験生が採用しています。
受験科目で化学が使われないケースのほうが少ないですね。
化学では出る分野と出ない分野の差が比較的少ないほうです。それゆえ、リスクを分散したい人にはお勧めです。
しかし、反応式が立てられないと得点にはなりません。反応式は原理を追えば解けますが、多くの授業では割愛される部分です。四則演算と簡単な計算が得意であるといいですね。
この科目は、有機化学の出来で決めるとよいです。
有機化学は毎年必ずといってよいほど出題されます。その時、構造推定問題と高分子化合物は化学の性質を表す良い問題になります。
この二つの取っ組みやすさが化学への適正と考えてもらって構いません。
生物
文字を書くことが好きな人にはお勧めです。
基本的には論評になるので、論理的に文章が書けさえすればよいです。
結論・根拠・具体例の3つの手順をもとに解答を作成することになります。
この科目は、一発逆転が少ないです。そのため、リスクヘッジには長けています。
ただ、記述の精度が上の二教科と違い厳しいので一定ライン以上をとることが難しい科目です。
お勧め組み合わせ
基本的には好きな科目2つを選択しましょう。科目特性に合わせに行くより、自分にあったものを選ぶほうが無難です。
ただ、思いつかない場合では解答に時間がかからないもの2つを選択するのもOKです。
結局は速く大量に解く必要があるためです。
閃きの有無:物理>化学>生物
作業量:物理<化学<生物
なので、自分が解答を作成する際どちらの要素に時間がかかるか検討する。
ということも重要な要素になってきます。
まとめ
ということで、今回は受験科目についてお話しました。
筆者は物理選択で死ぬほど地獄を見ました、偏差値も30常連です。
なので、この内容をうのみにせず、自分の合う科目で勝負しましょう。